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まるで外国にいるみたいな園

1. 幼児期のコミュニケーションの大切さ

幼児期は、人間形成の基礎が作られる非常に大切な時期です。

幼児期には遊びや生活を通して運動能力の発達、情緒的発達、知的な発達、社会性などたくさんの事を吸収し、急速に成長します。

よって、保護者や保育者など、子ども達にかかわる大人達は、幼児教育の重要性を理解し、たくさん子ども達とコミュニケーションを取ってあげる必要があります。

今回は、年齢別に幼児期の子ども達の特徴を説明しながら、インターナショナルスクールではどんなコミュニケーションを得ることができるのか、または大人が子どもへのコミュニケーションをとる時のポイントをご紹介します。

2. 幼児のコミュニケーションの特徴

【年齢別】

○    2歳後半~3歳後半の幼児

この年齢は、基本的な会話ができるようになります。わかる、わからないを区別し、わからないことにはわからないと答えられるようになります。

また許可を求めたり、友達と順番に一つのおもちゃを使えるようになるのもこのくらいの歳の子どもの特徴です。

ただ、自分の経験でしか答えられず主観的な会話が多かったり、会話中に出てくる単語から違う内容を連想して話が脱線することもまだ多く見受けられます。

○    3歳後半~4歳の幼児

例えば、トマトは野菜だ、という文章は、トマトは野菜に属しているということをわかっていなければなりません。このように単語と単語の関係性を理解できるようになっていきます。

その為、会話の内容が逸脱することが減り、スムーズに会話ができるようになっていきます。

また、この年齢になってくると、「一緒に遊ぼう!」と言えるようになり複数名で遊ぶようになります。

○    5歳~6歳の幼児

どんどん感情、心を読み取る力が発達し、ほかの人の気持ちを考えられるようになってきます。さらに、情緒が増し、悲しい話を聞いて悲しんだりと、感情移入ができるようになります。

また、自分の思っていることをだいたい自由に言い表すことができるようになります。自我を抑制することもできるようになり、泣きたい気持ちを我慢できるようになったりと精神面の成長をたくさん感じることができます。

3. 遊びと外国語を学ぶ事はコミュニケーション能力の向上に大切

幼児にとって遊ぶことはとても大切です。

体力、運動能力の向上、社会適応能力の発達、認知的能力の発達など遊ぶことで幼児はたくさんのことを学び、成長します。

インターナショナルスクールは、遊びや学びの時間、外国語を通して一日生活するので、コミュニケーション能力を向上させる環境に最も適しているのです。

4. 幼児と接するときのポイント

幼児とコミュニケーションをとる上で大切な点をいくつか紹介します。

➀ 言葉以外の非言語コミュニケーションが大切!

幼児は言語能力がまだまだ低いので、非言語コミュニケーションで接してあげることが大切になります。

非言語コミュニケーションとは、口だけで伝えるのではなく、身振り手振りで大きく手を広げて表現した方が幼児は理解しやすいです。

また、ハグや手を握る、というようなボディランゲージは、幼児が安心し、情緒が発達する大切な一つのコミュニケーションです。

日本人は表情や身振り手振りは控えめで、感情を抑えた表現が一般的ですが、外国人は表情や身振り手振りの使い方、視線の扱い、そして身体的な接触の程度が、文化や習慣の違いにより異なります。インターナショナルスクールのようなさまざまな国の外国人講師や保護者がいる環境は、非言語コミュニケーションを多様しやすく、また子ども達はそのようなコミュニケーションをより多く得ることができると考えられます。

② 話をきちんと聞いてあげる

幼児の話を途中で遮っていませんか?

幼児は言語能力が低いので、思っていることを口にするまで時間がかかるため、急いでいたり、余裕がないと面倒に感じてしまってせっかくの幼児の言葉を遮ってしまうことはよくあることです。

すると、伝えようとしても聞いてくれない、という思いから会話を楽しいと思えず、コミュニケーション能力の低下にもつながってしまうこともあります。

逆にきちんと聞いてもらえている、と感じると幼児は会話を楽しい、と感じるようになり、積極的に話をするようになります。最後まで話を聞いてあげましょう。

③ 頭ごなしに怒ったり、否定したりしない

自我が芽生える幼児期に、友達とおもちゃの取り合いなどでケンカしてしまったり、ということも増えてくるかもしれません。

その時に頭ごなしに「だめでしょ!」とか、「いうこと聞きなさい!」と強く怒ったり否定してしまったことはありませんか?

幼児は感受性がとても強く、大人のちょっとした表情や態度にも敏感です。

このような行動は幼児が成長している証拠でもあるので、ちゃんと理由を聞いてから、ダメなときはダメ、冷静に叱ってあげることが大切です。

④ いっぱい褒めてあげよう!

褒めることは自己肯定感を育むことに繋がります。

自己肯定感が高いと、自信をもって様々なことに積極的に挑戦することができます。逆に低いと自分に自信がないので何事にも消極的になってしまいます。

大人からするといとも簡単なことが、幼児とってはとても難しく、大変なことなので、「○○ができた!」というように、日常生活での小さな成功をそのたびに褒めてあげましょう。

5. 最後に、

大人が幼児とコミュニケーションを取るのはなかなか難しいかもしれませんが、幼児期のコミュニケーションが人間性を形成するので、この時期に幼児と接する大人、とくに教育者が人生を左右するといっても過言ではありません。

 特にコロナ禍で育った子ども達は、マスク姿の大人、非接触型のコミュニケーションの中で、幼児期を過ごしました。だからこそ現代の子ども達とのコミュニケーションを大切にし、保護者や子ども達に関わる大人達は、愛情を持って根気強く接してあげることが大切だと思います。

ヒルトップインターナショナルスクールの外国人講師、保育者は日々、それを意識しながら子ども達と接しています。

子ども達の目線に立ち、膝をついて話しを聞く姿や、出来たことの喜びを身体いっぱいで表現し、共感している姿をよく見ます。

異文化の生活が毎日できるインターナショナルスクールだからこそ、コミュニケーションをとる方法を自然と身に付け、人間形成の基礎をつくれる事が、またヒルトップインターナショナルスクールの魅力であるといえます。

 

 

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