みなさん、こんにちは。
刻々と、卒園シーズンが近づいてきていますね。
卒園の親御さん達は、小学校の準備で何かと大忙しだと思います。
そして、お子さんや親御さんの心の準備も必要です。
幼稚園から小学校への新生活にワクワクの反面、不安もあるでしょう。
たとえば、
『お友達ができるか』 『いじめにあわないか』 『勉強についていけるか』 など。
親の不安は、『友達関係』などの人間関係に対するものが50%以上だそうです。
それぞれいろんな幼稚園・保育園から卒園した子ども達が、小学校へ入学します。一人一人が違う生活をし、違う性格をもっています。その子達が一緒の学校生活を送るのです。
まずは徐々に小学校の生活に慣れる事が一番。
「早くクラスに馴染んでほしい。早くお友達を作ってほしい。」など、子どもに過剰な期待はしないようにまずは、長い目で見守る事です。子どもは大人よりもずっと順応力が高いものです。子どもを信じて、我が子の次のステップを待ってください。
でも親は、信じて見守るだけではありません。
子どもは子どもなりに頑張っているので、学校での話をたくさん聞いて、たくさん褒めてあげる事が大切です。子どもが自分の気持ちを話せる環境を作る事は大切です。小学校で子ども同士のトラブルにあった時にも役立ちます。
そして、何より親の不安は、子どもは鋭く感じ取ります。親の不安や過剰な心配は子どもをもっと不安にさせ、他の問題を引き起こします。小学校へ向けて親子で一緒に前向きに準備する事が大事です。親の冷静さも必要です。
では、入学前にできる準備をいくつかご紹介します。
今から少しずつでも実践し、小学校生活への不安を取り除きましょう!
1.早寝早起きのリズムづくり(生活リズムを整える)!
早起きをする為には、まず早く寝る習慣を。成長期の子どもの睡眠時間の確保はとても大事です。「学校へ行きたくない」と思わせないようにするためには、毎日の生活リズムを整える事が大事です。食事をしっかりとる事も生活リズムの中に入ります。早起きは社会人になっても大事です。時間を決めて行動できる練習をしましょう!
2.使ったものを元の場所にしまえる習慣づけ(持ち物の自己管理)!
子どもが脱いだ服を子どもに片付けさせる。おもちゃを所定の場所へ片付ける。幼稚園のバックに毎日持って行く物を準備させる。などなど。今から練習できる事がたくさんあります。
3.交通ルールを守り通学路を歩く!
小学校に入学すると、自分で登下校するようになります。
入学までに、何度か自宅から学校までのルートを親子で歩く練習をして、危険なところをチェックして指導しましょう。
4.とっさの緊急対応ができる!
登下校中の緊急時に、親の名前や緊急連絡先がなどが言えるように練習しておくことも大切です。防犯ブザーを携帯しておくことも必須です。
5.和式トイレの練習!
実はこれは見落としがちな所です。トイレに一人で行き、手を洗う所まで、きちんとできるように教える事が大事です。特に和式トイレの使用方法。最近は、ご家庭や幼稚園・保育園でも洋式トイレが増えています。しかし、小学校は和式トイレが多く、子どもが使い方に戸惑いや抵抗を感じる事があります。足の置く位置など丁寧に教えましょう。公園や駅には和式トイレがあるので実践練習しておくといいと思います。
6.あいさつや返事が自然にできるように!
一日の始まりは挨拶から始まると言ってよいでしょう。小学校へ入学して、友達関係を円滑にしていく為にも非常に大切です。日頃から、ご家庭の中で、あいさつを意識して使うようにしましょう。
7.適切な我慢をする事ができるように!
小学生になると、自分で判断し、行動しなければならない事が増えます。校則や社会のルールも守っていかなければなりません。順番を待つ事や、座って授業を受ける事、それらは必ず我慢する力が必要です。
ただ、あまりにも我慢させすぎると、キレやすくなったり、意欲を無くしたりする事にも繋がりますので、ご家庭では、自己主張も大事にしながら我慢する事も教え、バランスを考えながら子どもに教える事が大切です。厳しさも愛情を持って接すれば子どもは応えてくれます。
8.幼稚園と小学校の違いを理解する!
時々、『幼稚園では、こうだったけど、小学校は違った!』などを耳にします。
幼稚園は幼稚園のルールがあり、小学校は小学校のルールがあります。それぞれの小学校でもルールは異なりますので、親子で柔軟に対応し、小学校生活を円滑に進めていきましょう。子どもが理解しにくい事は親がサポートして、小学校の決まりを教えてあげてください。
まとめ
親ならだれもが、毎日楽しく学校へ通ってくれる事を望んでいます。
不安は誰でもあるものです。でも不安をいかにして、プラスへもっていくかです。
今回は、ほんの一部をお話ししましたが、今から小学校へ向けて親ができる事を少しずつでも実践してみてください。
そして、少しでも不安を取り除き、小学校への新しい生活に進んでいってほしいと願っています。まだまだ子ども達は今からたくさんの事を経験していきます。試練もたくさんあるでしょう。
でも家族で乗り越えられないものはないと思っています。